新型コロナウイルスの影響で、オフラインからオンラインビジネスへの転換が推進されています。テレワークやECサイト(ネットショップ)構築する資金を援助する助成金や補助金も多く公募されてきています。
ECサイト(electronic commerce site)とは、インターネット上で商品を販売するWebサイトのことで、ネットショップとも言われています。
即ち、リアル店舗で対面販売していた商品を、非対面で販売するにはECサイトが必要です。
オンラインで収益化するには4つの型がありますが、ECサイトはコマースモデルにあたります。
それぞれの型については、こちらの記事をご参照ください↓
それではECサイトは通常のWEBサイトと何が違うのでしょうか?
WEBサイトで買い物ができる機能が備わっているのは想像できると思います。
ECサイトは楽天市場やAmazonなどのショッピングモール型から、独自サイトの個人商店型まで様々な型があります。それぞれ特徴がありますが、必要となる機能は、ほぼ似通っています。
今回は、具合的に必要な機能は何かを、以下の切り口で詳しく解説していきます。
- 最低限必要な基本機能
- 売上アップに必要な機能
- 購入者にとっても便利な機能
- 運営が楽になる機能
目次
最低限必要な基本機能
ECサイトには最低限なくてはならない機能をご紹介します。逆にこれらの機能がないものはECサイトとしては成り立たなくなります。
ショッピングカート
スーパーマーケットのように複数の商品を一時的に買い物カゴに入れて、最後に決済する仕組みです。その買い物カゴの役目をショッピングカードといいます。
ショッピングカートがない場合は、一つ一つの商品の買うたびに決済をしなければなりません。また、一度カートに入れたものは、通信トラブルや途中でサイトから離れた場合も保存してくれます。
各種決済機能
支払いの際には、何らかの決済機能が必要です。
購入者によって、都合の良い決済機能が異なってきます。そのためにできるだけ多くの決済ができる方が売り上げも上がってきます。
最低限以下の決済は用意しましょう。
- クレジットカード(Paypal,Stripeを含む)
- 銀行振り込み
- 代金引換
- コンビニ決済
最近では、スマホ決済(QRコード決済)も多く利用されています。
代表的なものは以下です。
- PayPay
- Line Pay
- 楽天ペイ
- au Pay
- メルペイ
- FamiPay
これらは、還元率が高いことから利用者から見ればお買い得感があります。
特にPayPayはキャンペーンをよくやっているのはご存知かもしれません。
これらのスマホ決済もできるだけ取り入れれば、ライバルと比較された際に優位に立つことができます。
注文メール自動送信機能
注文が入った際に、自動送信メールが購入者と管理者双方に送信され機能です。
これによって、購入者からみれば確実に商品を購入したことがわかり安心できます。管理者も管理画面を見なくても注文されたことが即座に把握することができます。
たまに買ったときに来るメールが迷惑メールに入っていることもあります。迷惑メールに入らないような対策も必要です。
商品登録機能
当然のことですが、販売する商品を登録する機能がなれば販売できません。
一つの商品登録機能の中でも最低限必要な機能をご紹介します。
商品名、商品説明、価格
魅力的な商品名や購入後をイメージさせる商品説明が必要です。
商品説明には、ユーザーが疑問にもつと想定されることを、あらかじめ詳しく書いておくことが大切です。色や大きさ、重さなども詳しく記載するようにしましょう。
価格は税込か税別かの記載が必要となります。
商品画像
どのような商品か一眼でわかるように画像はできるだけ、掲載した方がよいでしょう。商品がリュックサックだとしたら、様々な角度からの外観、収納全ての内部、その商品の特徴の拡大写真、人が実際に背負っている写真などが必要です。
ユーザーができるだけイメージできるようにすることで、購買率が高まります。
プロのカメラマンを依頼して高品質な写真にすれば、さらに購買率が高まるでしょう。
送料
一律料金でない場合は、地域ごとに送料を記載する必要があります。もし送れない地域があればそれも合わせて記載するようにしましょう。
また、送料自動計算を行い購入ページに表示させる機能も必要となります。
配送希望日設定
買い物をした際に配送希望日時を指定できる機能です。一般的には、休日など配送希望日が指定できない日も設定することができます。
売上アップに必要な機能
ECサイト特有の売上アップ対策があります。それは、ユーザーが安心して買いたくなるような対策を行うことが必要です。ここでは、自然と目につき購買率が上がる対策をご紹介します。
人気ランキング
売上の高い商品をランキング表示することができます。
「人気がある=モノが良い」
という認識することも多いかと思います。
あなたも同じような商品で1位と5位だったとしたら、1位の方を選びますよね?
人気ランキングはこのように、人気商品のプロモーションを効果的に行うことができます。
商品レビュー
ユーザーが商品に関するレビューを書くことができる機能です。
あなたも商品を買うときには、他の方のレビューを見てから買うことが多いかと思います。
逆にレビューが悪い商品は賈いたくなくなりますよね。
迷っている方の、後押しにもなるためレビューは必要となります。
とはいえレビューは書いてくれないことが多いです。書いた人にクーポンを渡すなどの対策が必要となります。
カゴ落ち防止機能
カゴ落ちとはショッピングカートに商品を入れたまま、ユーザーが購入せずにカゴの中に入っている状態です。カートに入れた状態まできているのに購入しないと、機会損失となってしまいます。迷っているか、忘れているかのどちらかの確率が多いためそれを促す対策が必要です。
一般的にはメールと連携させて、カゴ落ちしているユーザーにはメールにて購入を促すことです。それによって、「迷っている方」、「忘れている方」に対して再び購入意欲を促すことができるようになります。
購入者にとって便利な機能
購入者にとって便利な機能があれば、リピーターが増やせます。利用者には迷わせず、使いやすいと思ってもらえることが大切です。ここでは、これだけは無いとリピート率が下がると考える機能をご紹介します。
会員登録
会員登録すると、名前や住所などの登録を次回から省くことができます。
一般的には、会員でないユーザーの場合は、買い物をした際に同時に会員登録ができるようになります。ユーザーは入力の手間がなくなる便利な機能なので、再購入もしてもらいやすくなります。
購入履歴機能
会員がログインした際に、過去の購入履歴を見ることができる機能です。以前買ったモノを再購入したい場合など、すぐに参照することができます。
履歴から再購入する場合も多いので、そのまますぐに購入できる導線が必要です。
クーポン
何らかの商品を購入した際に、その何%かのクーポンを発行できる機能です。
クーポンは次回の買い物時にクーポンコードを入力すれば、割引価格で購入することができます。クーポンの使用条件も設定できれば、使い勝手もよくなります。
以下、クーポンの使用条件例をあげます。
- 使用期限
- 特定商品を除外
- クーポンの併用不可
- セール品を除外
- 特定顧客を除外
別住所へ配送
自宅住所以外に送りたいこともあると思います。例えば、職場やプレゼントを送りたい場合です。そのようなときには登録している住所以外にも配送することができる機能です。
別住所で入力した情報を保管して、次回以降も選択できれば、さらに便利な機能となります。別住所に送る場合はプレゼントに送ることが考えられます。オプションでラッピングを選択できる機能があれば、ユーザーにとっても親切の上、商品単価も上げることができます。
運営が楽になる便利な機能
運営はできるだけ手をかけずに自動化していくような対策をしなれば、繁忙期は作業量が増えて大変になります。
ここでは管理者がECサイトを運営していく中で、便利で楽になり機能を紹介します。
在庫管理
商品の在庫を自動的に管理して、売れるたびに自動で在庫数を減らしてくれる機能です。在庫数が少なくなった際には、メールで通知してもらえます。
商品が増えてくると在庫管理の手間がかかるため、この機能があれば運営時間がかなり削減されます。
アナリティクス
商品の売れ筋を分析する機能です。どの商品のどの色のどのサイズがいつ頃売れているかなどが把握できます。売れる商品に絞ったり、時間帯にセールを行ったり販売戦略を立てるツールとして活用できます。
アナリティクスを参照sるのは結構面倒な作業です。直接売上に関係ないと思うからだと思います。しかし、実は一番重要です。売れる商品のみ絞ったり、商品ラインナップを増やしたりすることができます。また、レビューと組合わせれば顧客提供価値を上げるヒントになります。このようにデータ活用して売上アップさせる取り組みをしていくことによってDX化推進ができるのです。
経理・帳簿作成
請求書、領収書、納品書などの各種経理で利用する帳簿を、簡単に作成でき印刷できる機能です。
別のソフトを使用せずに管理画面から、数票で作成できるため作業の効率化が期待できます。
まとめ
オフラインからオンラインビジネスへ変換すると言っても、様々なECサイトが存在するため今回は必要最低限必要な機能について解説しました。
一般的なWEBサイトと違ってECサイトは特有の機能があるため、かなり異なっていることが把握できたと思います。
今回取り上げた機能以外にも、サイト運営が楽になったり、売上を上げられる機能は多種多様に存在します。
ただし、そのECサイトによって、機能が限られているため途中から追加するのは難しい場合もあります。
一つ言えることは、今回紹介した機能があれば、運用は楽に回すことができます。
効率化したいために高度な機能が欲しいということでしたら、いろいろ試してみるのも良いかと思います。
独自で開発する以外は、ほとんどがお試し期間が設定されているので、実際に使ってみるのがひとつの手です。
また、他社で運用しているサイトを調査して、自社で運営後をイメージしてみるのも導入の近道となります。
その際に大切なのは、ユーザー目線で使ってみること忘れないようにしてください。
いくら運営が楽になるといっても、使い勝手の悪いサイトは誰も利用したくなくなります。
あくまでもユーザーファーストで、また使いたくなるサイト作りを目指しましょう。
ECサイト構築に迷ったら、こちらまでお気軽にご相談ください↓
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