ライティングのコツとしては具体的に書くことが必要です。
中でも、数字を使えば人はイメージしやすくリアリティがあります。
ブログのタイトルに使えばクリック率が上がり、商品のキャッチコピーに使えば購入率が向上することが証明されています。
以下の記事でもタイトルの付け方に軽く書いていますが、
ブログのタイトル、ランディングページやバナーなどのWEB以外にも、チラシやバナー、つり革広告、本のタイトルなど様々なところでも使われています。
https://aka-link.net/seo-writing-point/
具体例をいくつか挙げてみます。
上は数字は使わず、下は数字を使った例です。
例1)
・残り席あとわずか
・残り席あと3席のみ
例2)
・睡眠障害で悩む多くの人が克服できた秘訣
・睡眠障害で悩む98.2%の人が克服できた秘訣
例3)
・睡眠障害に悩んでいた主婦でも克服できた方法
・睡眠障害に悩んでいた主婦でも克服できた3つの方法
このように具体的な数字を使うテクニックには5つの型があり、使いこなせば同じ商品でも売れる商品に早変わりすることができます。
今回は、以下の5つに分けて解説していきます。
- キリの悪い数字を使う
- 奇数の法則を使う
- 具体性ある数字を使う
- 魅力的な単位に変換する
- カウントダウン効果を利用する
目次
キリの悪い数字を使う
最初はいうまでもなく、キリの悪い数字を使う方法です。
「98円」「980円」などスーパーでもよく見られる価格設定です。
100円や1000円と記載するよりは、消費者からみれば、「心理的な抵抗が少なく買いやすい」といった心理が働きます。
その価格差はわずかですが、それでも売れる確率が違ってくるようです。
このような価格のことを「大台割れの価格」といいます。
日本だけでなく世界中で使われていて、海外旅行に行った際にも気にしてみてください。
余談ですが、日本では末尾が8が多いですが、アメリカでは、「$99.9」「「$9.99」など末尾が9がよく使われています
奇数の法則を使う
マーケティング心理学で「奇数の法則」というものがあります。
偶数より奇数の方が、信憑性が上がると言われています。それは奇数は割り切れないので、自然で違和感がないのが原因です。
実際に偶数から奇数にタイトルを変更しただけで20%クリック率が向上したという調査結果も残されています。
ベストセラー著の「7つの習慣」販売部数が全世界で3000万部と大ヒットしましたが、「8つの習慣」や「6つの習慣」ではここまでいかなかったと言われています。
他にも「7人の侍」「七つの大罪」「007」などにも7が使われています。
また、何かまとめるには3の数字が良いとされています。
要点を整理でき、記憶に残りやすいため、聞き手も理解しやすいためです。
「マジカルナンバー3」という言葉もあり、プレゼンの達人は伝えたいことは必ず3つにまとめています。
最近流行りの3密という言葉も、4密や2密ではインパクトにかけますよね。
弊社でもトップページに「IT業務改善による3つのメリット」、「当社が選ばれる3つの力」として採用しています。
数字が多い場合も、わざと奇数を使っています。
・101回目のプロポーズ
・101匹わんちゃん
区切りのよい100より101の方が、実際は1つだけですが、かなり多いようにイメージできます。
何かプレゼントをする場合など多く見せるために、「101人にプレゼント」とした方がインパクトが出てきます。
他にも「たった1つこと」、「9つの秘訣」、「13のテクニック」など聞いたことがあるかもしれませんが、意図的に奇数が使われていることが多いです。
偶数の場合は無理してでも、「まとめて減らす」、または「細分化して増やす」、など奇数にすれば効果があるでしょう。
具体性ある数字を使う
数字を使うだけでなく、具体性のある数字を使えばより効果が見込まれます。
例えば、あなたはどちらを購入しますか?
①顧客満足度95%の栄養ドリンク
②顧客満足度94.97%の栄養ドリンク
①の方が0.03%満足度が高いですが、具体性のあるのは②の方ではないでしょうか?
他の例としてチラシなどで使われています。
①1日に1000個売れています
②1日に997個売れています
以下は情報教材ではよくみられます。
①副業を始めてから3ヶ月で50万稼ぎました
②副業を始めてから3ヶ月で498,700円稼ぎました
このようにできるだけ、細かく数値を出せばより信憑性も高くなります。
ただし、嘘を書くのはNGなので、本当に調査した結果を記載するようにしましょう。
魅力的な単位に変換する
単位を工夫すれば、より魅力的に見せることができます。
イメージが沸くように例をいくつか挙げてみます。
売れているベーグル店の場合の例です。
①1時間に360個売れている話題のベーグル
②10秒に1個売れている話題のベーグル
②の方は、どんどん売れていくようなスピード感があり、魅力的に見えます。
以下は行動経済学のフレーミング効果というものを利用しています。
https://aka-link.net/kodokeizaigaku-website/
日数を細かく割る方法です。情報商材によく使われています。
①1年間コースがわずか36,000円です
②1年間コースがわずか1日99円!コーヒー1杯の値段で受講できます
②は1日コーヒーを我慢するだけで受講できるというイメージが沸き、安さが強調されます。
単位を変えて数値を大きくするテクニックもあります。こちらも行動経済学のフレーミング効果が使われています。
①タウリン1g配合
②タウリン1000mg
タウリンが豊富で効きそうなイメージです。
カウントダウン効果を利用する
古い話ですが、子供の頃「宇宙戦艦ヤマト」を見ていて「地球滅亡まであと307日」とエンディングでカウントダウンされていたのを思えています。この時は毎回危機迫っていて、次を見逃したくないと思っていました。
これは心理的にも、その名の通り「カウントダウン効果」として立証されています。
カウントダウンをすることによって、緊急性が出てきて消費者へインパクトを与えられます。記憶にも残りやすくなり、購買意欲を掻き立てるきっかけにもなります。
他の例としては以下が挙げられます。
・残りあと3個
・本日のみの閉店セール
・あと5日で受付終了
リアルタイムに数字を変更すれば、より効果が見込まれます。
ランディングページなどで、よくカウントダウンタイマーが使われているのもこの効果を利用しています。
もしウェブサイトでカウントダウンタイマーを使いたい場合は、以下のような無料で使えるサイトもあるのでご紹介します。
カウントダウンタイマーNEO
https://countdown.reportitle.com/
指定した条件でソースが作成され、それサイトへ貼り付けるだけです。
以下がカウントダウンタイマーです。
カウントダウン効果は子供の教育にも使えるといわれています。
うちの子供は着替えるのも食事も何をやらせても遅いです。ところが残り「10秒で着替えて!」と言ってカウントダウンを始めるとちゃんとできるようになります。
余談でしたが、子供でもだれでも使える心理学テクニックでした。
まとめ
このように数字を使うだけで曖昧さがなくなり、信憑性が出てきます。
これまで何気なく利用していたものもあるかと思います。
それをテクニックとして意図的に使用できるようになれば、売れる商品に早変わりするでしょう。
この5つのテクニックは、単体だけでなく複合して使えば、さらに相乗効果が見込まれます。
- 1日に997個売れているリピーター率98.3%の鯛焼き店!本日は残りわずか7個のみ
など、5つのテクニックを理解すれば組み合わせは自由自在となります。
これを身につけて、あなたの商品にも適用してみてはいかがでしょうか。
最後に、ソフトバンクの孫正義社長の名言をご紹介します。
数字を語れない者は去れ
このことからわかるように、何事も数字で表すことが重要です。
数値で表せれば、どれだけやればよいか予想がつくようになります。
普段から数字化する癖を身につけて、数字をあなたの武器に変えていきましょう!
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