情報が溢れる時代となった現代では、欲しい情報は簡単に入手することができるようになりました。
欲しい情報は本や新聞、Google検索して入手していると思います。
しかし自身が思っている欲しい情報以外にも、入手すべき情報は多くあります。なぜならば、市場・顧客・他社競合などの変化を注視して、自社のビジネスの戦略を立てる必要があるからです。
自社、競合、顧客のそれぞれをリサーチし、その結果を踏まえたうえで戦略を考える手法を3C分析といいます。3C分析を行っていけば、環境の変化に対応して、自社の進化をし続けることも容易となります。
3c分析にいてはこちらの記事に解説していますのでご参考ください。
https://aka-link.net/3cbunseki-tool/
そこで大事なのはいかに効率よく、良質な情報を集められるかということになります。
今回は、目的を明確にしてから隙間時間に情報収集を習慣化できる方法を解説します。
目次
情報収集する前に目的を明確にする
情報収集を行うとしても、様々な目的があるかと思います。
例えば、
- 海外の最新技術を調べたい
- 他社競合の戦略を知りたい
- ブログやメルマガを発信するネタを探したい
などが挙げられます。
目的が曖昧のまま情報収集しても、必要な情報以外も入ってきて、本来必要な情報が埋もれてしまいます。
まずは、目的を明確にしてから情報収集を行うようにしてください。
目的がないと、探しているうちに別のことに興味が向いてしまいます。
競合他社の商品を調査していたら、いつの間にかAmazonで自分の興味があるものを購入していたことないでしょうか?
(私はよくあります。私だけ??)
目的はいくつかに分類できるので、以下を参考にしてみてください。
市場や顧客の外部環境を知るため
自社の商品やサービスを新規開発、既存商品の改善のために市場や顧客の外部環境を知るためのリサーチです。
現在の商品の将来性、海外の状況、顧客のニーズ、社会情勢など気になることはたくさんありますよね。
海外のブログや、トレンドニュース、有識者のツイッターなどが有効になります。
競合他社の状況を知るため
ライバルと差別化するためには、リサーチすることが大事です。
商品の機能、ターゲット顧客、価格、ビジネスモデルなど自社の強みや弱みを知る必要があります。
他社のHP、他社のSNS、プレスリリース などが有効になります。
関係者へ情報発信をするネタ探しのため
クライアントや見込み顧客などにメルマガ・ブログ発信する場合や自社の従業員に情報共有する場合は、ネタ探しに困ることがあるかと思います。
何を発信したらよいのか?どんなことを発信すれば興味を持ってもらえるのか?など誰もが悩みますよね?
一番早いのは「何が読みたいか客観的に考えること」です。
ペルソナを設定してその人が悩んでいることを発信すれば、読まれやすくなります。
ペルソナ設定方法についてはこちらの記事で解説しています。
悩み事から逆算してペルソナの作り方をマスターする方法と裏技も公開!
https://aka-link.net/persona-master/
ペルソナが読みそうな、ブログ、SNS、QAサイトなどが有効となります。
RSSでブログ(サイト)情報を一括管理
目的が決まったところでいよいよ情報収集を実践します。
まずはRSSでブログ情報を収集する方法です。RSSとは、「ブログなどWEBサイトの更新情報を効率よく収集できるフォーマット」のことをいいます。
RSSを活用すべき理由
毎日見るブログ(サイト)ってありますか?
その場合は、この時間ぐらいに更新されているな?と思ってわざわざ見に行っているかもしれません。時には更新されていなく、何度も見に行くことがあるかもしれません。
それを解決できるのがRSSです。RSSの情報を取得すれば、更新されたか見に行かなくてもわかる仕組みができます。1つのサイトだったら手間ではないのですが、複数あった場合には全てのサイトを見にいかなければならないところを一括管理してもらえます。
今回の場合も様々なサイトの情報を入手したいので、RSSを活用することをお勧めします。
RSSの使い方(Feedly)
RSSを活用するには、リーダーが必要です。「RSSリーダー」と検索すれば、たくさん出てきますが、今回は私も使っているFeedlyの使い方を解説します。
Feedly
https://feedly.com/
こちらにアクセスして、右上からloginします。
GoogleやFacebookのアカウントがあれば、アカウントを作成せずに、そのままログインできます。
「Create New Feed」をクリックFEEDS(分類の名前)が付けられます。今回はヴィーガンについてリサーチするので「ヴィーガン」と入力しました。
FEEDSが作成され、続けてサイトを登録します。「ADD CONTENTS」をクリックすると検索窓が出てきます。
ヴィーガンと入力すると、そのキーワードに適合したサイトが出てきます。
良さげなサイトの場合は「FOLLOW」のあと「+ADD」をクリックすると登録することができます。
今回「ヴィーガン」ではあまり出てこなかったのですが、「vegan」とキーワードを変えれば、海外のサイトも含めたくさん出てきます。
右のメニューの「ヴィーガン」をクリックすれば登録したサイトが出てくるようになります。
今日の更新だけみたいと言った場合はメニューの「Today」をクリックすると他の登録したものも含め今日更新したサイトが全て出てきます。
このように興味のあるサイトやブログを一括で管理できるため、効率良く読むことが可能となります。また、「Feedly」はスマホのアプリもあるので、インストールすればPCで登録したものがスマホでも見ることができ、ちょっとした空き時間も読むことができます。
Googleアラートで最新情報を入手
Googleアラートは、必要な最新情報をいち早く入手できるGoogleが提供しているツールです。Googleのアカウントを持っていれば誰でも無料で使うことができます。
Googleアラートの使い方
Googleアラートは、こちらからアクセスをします。
https://www.google.co.jp/alerts
Googleアラートの画面が表示されて、「アラートを作成…」と記載されている検索窓へ欲しい情報のキーワードを入力します。
今回はヴィーガンと入力したところアラートのプレビューが出てきました。アラートの作成をクリックします。頻度やソース(情報入手元)、件数などのオプションも選択できます。(今回はデフォルト設定のままで作成)
これで1日1回ヴィーガンに関する最新情報が、メールで送られてきます。
情報を一元管理できるGmail設定方法
Gmailの方には毎日メールで送られてきますが、他のメールに埋もれてしまう可能性があります。そのような時には、Gmailのラベル機能を使うと一元管理できるようになります。
Gmailに関しては、こちらの記事に詳しく記載しています。
Gmailの使い方と設定方法を徹底解説!仕事効率化のための使いこなし術
https://aka-link.net/gmail-tsukaikonashi/
Gmailの画面で「ラベル」をクリックして新規作成を選択します。
今回は、新しいラベル名は「ヴィーガン」と入力します。「次のラベルの下位にネスト」とはラベルの階層を作るためのもので、今回は予め作成してあった「Googleアラート」を選択します。
複数Googleアラートのラベルを作成する場合は「Gooleアラート」を作成すれば管理しやすくなります。
作成した「ヴィーガン」のラベルには、ヴィーガンに関する最新情報が自動的に入ってくるようになるので、必要な時に素早く参照することができるようになります。
SNSを上手に活用する
普段から、FacebookやTwitterなどのSNSを活用している方も多いかと思います。
ここでは、SNSで情報収集するための効果的な方法のみ解説します。
Facebookグループへ参加する
Facebookへログインして、グループ検索で「ヴィーガン」と検索するとヴィーガンの関連するグループの一覧が表示されます。
投稿内容を確認して、興味があれば「+グループに参加」をクリックします。即参加できる場合と管理人が承認後参加できる場合があります。
グループ内で誰かが投稿した際には通知されるようになります。
Facebookページに「いいね」する
Facebookページとは、ビジネスアカウントのことで、主に企業が店舗が運営しています。
ページ検索で「ヴィーガン」と検索すると、レストランやイベント運営のページが表示されます。
内容を確認して興味あれば「いいね」を押すと、投稿した際に通知されるようになります。
Twitterでフォローする
TwitterはSNSの中でも一番拡散しやすく、最新情報が入手しやすいといわれています。
有識者のTwitterをフォローすれば、より鮮度のよい情報が収集できます。
Twitterにログインして、検索窓に「ヴィーガン」と入力してください。
検索結果が表示されます。デフォルトは「話題のツイート」になっていますので、「最新」、「アカウント」などに切り替えてみてみてください。
ツイッター内容を確認して、興味があれば「フォロー」をクリックしてください。
フォローしたアカウントのツイートは、タイムラインに表示されるようになります。
オンラインサロンに入会する
ここ最近オンラインサロンがブームとなっています。ホリエモン氏やキングコング西野氏は有名ですよね。月額支払いで500円ぐらいから3万円ぐらいまで、値段はまちまちです。
オンラインサロンは、Facebookグループで運営していることが多いこともあり、有料のFacebookグループと考えればよいです。
有料だけに意識が高い人が多いため、有益な情報も多いと言われています。
DMMが一番有名ですが、クラウドファンディングで有名なCampfire(Campfire Community)でも運営されています。
上の画像はCampfire Communityの例ですが、検索窓に「ヴィーガン」と入力すれば、それに関するオンラインサロンが表示されます。
月額課金なので、ハードルは高いかもしれませんが、合わなかったらすぐに退会することもできます。
メルマガを購読する
あなたもメルマガを1つは購読しているかもしれません。
メルマガから情報収集することは、普段習慣化されているメールのチェックの一貫でできるので効果的です。
メルマガには有料と無料がありますが、現在はほとんどが無料となっています。
無料のメルマガの目的は信頼関係構築して、何かしらの商品を案内して購入してもらうことです。
一方有料のメルマガは、月額300円ぐらいから数千円とオンラインサロンに比べると割安となっています。有料のメルマガは情報自体に価値があると考えているため、主にその情報を定期購読してもらうことが目的です。
メルマガはGoogle検索で「メルマガ 〇〇」と〇〇の部分は必要な情報を入れて検索すれば出てきます。
上の画像では、「メルマガ ヴィーガン」で検索した結果です。
また、まぐまぐなどのサイトでも検索して探すことができます。
ニュースアプリを利用する
最新ニュースを知りたい場合は、ニュースアプリを利用する方法があります。
業種によって、最適なニュースアプリも異なってきますが、ここでは私が利用している中で、お勧めのものを3つご紹介します。
Gunosy(グノシー)
NewsDigest(ニュースダイジェスト)
NewsPicks(ニューズピックス)
どのニュースアプリでも、検索機能があるため、必要なニュースのみ入手することができます。
また、ITに特化している、海外のメディアの情報が豊富、エンタメ系を網羅している…など、それぞれの業種業態によっても強みが異なるので、まずはアプリを試してみるのが良いと思います。
重要な情報はPOCKETで保存する
これまで、入手したサイトなどの情報は、あちらこちらに散らばって情報量が増えていくにつれて、取り出しにくくなってくると思います。
そのような時に便利なツールがPOCKETです。
https://getpocket.com/
ログインして、入手したURLを追加すると保存され、いつでも参照することができます。
重要なサイトがあれば、こちらに保存すればすぐに取り出すことができます。
スマホでもPOCEKTのアプリがあるので、PCで保存したものでも参照可能です。
そしてなんと言っても便利なのは、音声による「読み上げ機能」が使えること。
歩きながら、家事しながら、筋トレしながら、耳からインプットできるところがイチオシ押しポイントです。
有料版にアップグレードすれば、より便利な機能が提供されますが、無料版でも十分です。(私も無料版を使っています。)
まとめ
いくつかは実施していることもあるかもしれませんが、他にも使えそうなものがあればやってみてください。
もちろん全てはやる必要がありませんが、自分に合った方法があれば習慣化でき、ちょっとした隙間時間でも効率よく情報収集ができるようになります。
今回は情報収集方法についてまとめましたが、1点注意することがあります。
私が起業した当初、知識がないことが問題だと考え、なんでもかんでも詰め込んでいた時期がありました。
無料で入手できる情報だけではなく、様々な情報商材に手を出し、知識だけを高めて満足していました。
結構やりがちな過ちで、これはノウハウコレクターと言われています。
目的がないままノウハウだけを溜めて満足しても、何も生み出すことができません。
そのようなときに、政治評論家の竹村健一氏が言った言葉にとても響きました。
情報収集の最大のポイントは、目的をはっきりさせることである。何のために情報を集めるのかを曖昧にしたまま、総花的になんでもかんでも溜め込むのは愚の骨頂だ。
情報収集して知識を得ることは、自分のモチベーションも上がるので楽しくなってくると思います。しかし情報収集するだけでは、あまり意味がありません。
アウトプットがあってこそ、インプットである情報収集が活かせるのです。
はじめに、「情報収集する前に目的を明確にする」と書きましたが、情報収集自体が目的とならないように意識するようにしてください。
私も情報収集する前に、一度振り返ってみて「何をするためのものか?」を常に考えることが重要だと認識しました。
IT業務改善に関する疑問点があれば、ご連絡ください。
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